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ツインフレ—ム-双子の炎-
Ludovic Labbe

Catherine Labbe


本書では、現在、「ツインフレム」(双子の炎)と接しているみなさんの疑問にお答えし、その関係のなかで生じるプロセスについて説明させていただいています。より多くの方が理解できるよう、私たち自身の体験談を交えて、わかりやすくお伝えしています。 裏表紙 私たちは、誰もがみな、理想的なパトナを探していています。ところが、理想の人をみつけたと思ったのにそれが思い込みだったり、うまくいかなくて、また—からやり直しになるといったことがよくあります。もしもあなたが、完璧な、本物の、スピリチュアルな「愛」を見つけたいのなら、パトナ探しの基準を見直さないといけないのかもしれません。それに、その基準は日々の暮らしのなかで思いつくようなものとはまったくかけ離れているものなのかも知れません。だとすると、その基準とは、—体どんなものなのでしょうか。 さて、ある日、心の準備がまだできていないあなたの前に、ツインフレム、つまり「もうひとりの自分」があらわれます。すると、とたんに不思議な現象が次々と起こりはじめます。さまざまな感情が押し寄せ、まるで津波にのみこまれるかのような気分になります。そのときに備えて、何が起きるのかをわかっておき、状況がコントロルできるようにしておきましょう。 あなたが求めているのはスピリチュアルな愛、奥深い愛、完全な愛、本物の愛でしょうか?あなたはソウルメイトとツインフレムの違いをご存知ですか? この本は、あなたのインスピレションを呼び起こします。さまざまな魂の繋がりについて説明していて、特にツインフレムに関して、その関係を決定づける特徴や現象を詳細に解説しています。みなさんは、—歩ずつ、ツインフレムとの出会いへと導かれることでしょう。すでにツインフレムを見つけている方は、調和のとれた関係を築くヒントがみつけられるでしょう。私たちも本物の愛につながるこの道のりを実際に通過してきました。 この本では私たち自身の体験談のほか、出会ったツインフレムのみなさんの逸話も数多く紹介しています。そして、ツインフレム探しに必要となる道のり、ツインフレムカップルの特徴などをわかりやすく説明しています。不思議で、複雑だけれど、神聖で、奥深い、真の愛の関係を体験する上での貴重なアドバイスがたくさん詰まった本となっています。





Catherine Labbe, Ludovic Labbe

ツインフレ—ム-双子の炎-




カトリ—ヌ&ルドヴィック・ラベ 著




ツインフレ—ム


-双子の炎-




あなたを変え、地球を変える、


至高の愛




トモキ・クボタ 訳


原題:Les Flammes Jumelles : Une voie de transformation à travers une nouvelle dimension de l'Amour

Copyright©2020 Catherine LABBE、Ludovic LABBE

無断複写・転載を禁じます。

著者:カトリ—ヌ&リュドビック・ラベ

表紙イラスト:ルシ—・ヨネ

翻訳:トモキ・クボタ



詳細:

https://thetwinflames.love (https://thetwinflames.love/)



https://flammesjumelles.world (https://flammesjumelles.world/)

出版:HeartConsciousness Publishing




著者紹介


カトリ—ヌ・ラベ:ハ—トコンシャスネスLP(HeartConsciousness LP)の共同創設者。ノマド生活を送るトレ—ナ—、セラピスト、コ—チ、講演者、作家。母であり、妻。本当らしさ、幸福、心の道を探し求める世界中の人々にアドバイスやサポ—トを行っています。また、ツインフレ—ムへの個人向け、カップル向けのサポ—トも行っています。レイキのマスタ—・施術士・トレ—ナ—、心拍調整士、催眠療法士、脳科学認定施術士。夫であるルドヴィックと協力しながら、愛の復活のための活動を行っています。



https://catherinelabbe.world (https://catherinelabbe.world/)



ルドヴィック・ラベ:ハ—トコンシャスネスLPの共同創設者。ノマド生活を送るコ—チ、ビジネスコンサルタント、トレ—ナ—、講演者、作家。父であり、夫。心や愛を意識したうえ、本来の自分を保ちながら職業活動を行おうと望む起業家(コ—チ、セラピスト、ソロプレナ—)へのコンサルタント・サポ—ト業務を行っています。レイキのマスタ—・施術士・トレ—ナ—、心拍調整士、脳科学認定施術士。妻であるカトリ—ヌと協力しながら、愛の復活のための活動を行っています。



https://ludoviclabbe.com (https://ludoviclabbe.com/)




表紙画家「はしがき」


私は自分がずっと信じてきた引き寄せの法則を引き起こし、夢の人生を築きたいとの思いから、理想のカップルとはどういうものかとずっと考えていました。

「完璧な愛」、つまり、お互いを豊かにしあえる安定した関係を結びたいと願っていました。また、素晴らしい調和のなかで一緒に暮らすことのできる運命の人が、この地球上にひとりはいるはずだという想いを抱いていました。そして、心を充たす崇高なハ—モニ—を奏でるカップル像を心に描いてきました。

ところが、これまでの私の恋愛はむしろ波乱に富んだものばかりでした。幻滅を感じたり、ときには絶望にも陥りました。

こうして自己実現を強く求めながらもさまざまな経験をするうちに、私は「愛」において、特に恋愛において何が大事なのかがだんだんわかってきました。そこで、理想の恋愛を引き寄せるため、自分のなかのカップル像をよりクリアにし、そこに近づけるようと思い、一所懸命ワ—クを行い、トラウマを癒やすことにしました。その結果、不安定な、傷つけあうだけの関係はもう築かないことに決めました。そして、愛を放ちあえる関係を進んでつくっていこうを心に誓いました。私は、誰の心のなかにもともと愛があることに気づいたのです。みんなと一緒に愛のエネルギ—をどんどん生み出していこう!

この本の著者であるカトリ—ヌとルドヴィックが目の前にあらわれたのは、ちょうど私がこのような心境になったタイミングでした。ふたりは「ツインフレ—ム」をテ—マとする本を企画していて、表紙にする絵を探していました。すでに私の過去の作品にはツインフレ—ムというテ—マにぴったりの絵もあったのですが、話しあっていくうちにカトリ—ヌとルドヴィックのエネルギ—や波動を浴びながら、描き下ろし作品を制作してはどうかという話で盛り上がりました。こうして、ふたりと関係を築きながら制作を行うことになった私は、ツインフレ—ムとしてふたりが放つエネルギ—にどっぷりと浸ることができました。こうして、いわゆる「共創」による作品に命が吹き込まれたのです。なんという幸せなことなのでしょうか!実際に地上に転生したツインフレ—ムとこうして知りあえるとはなんと嬉しいことでしょう!

カトリ—ヌとルドヴィックのエネルギ—は、人々に新たな情熱や希望を呼び醒まします。実際、私のなかにも新しいエネルギ—が芽生えました。これこそがまさに本書「ツインフレ—ム」が存在する意義と言えるでしょう。この本は理想の「愛」が現実に存在することを信じさせてくれものであり、また自分の「ツインフレ—ム」と出会う可能性を開いてくれものです。

さて、ここでカトリ—ヌとルドヴィックのために私が描き下ろさせていただいた絵をご覧ください。この絵を見ると、まず、ふたりでひとつとなったカップルのエネルギ—に気づかれることでしょう。一体化したふたりは完璧にバランスのとれた「ホ—ルネス」を形成しています。ふたりのエネルギ—中枢は「基底のチャクラ」(第1チャクラ)から「王冠のチャクラ」(第7チャクラ)にいたるまでしっかりと結びついています。地球のエネルギ—が、根っこから伝わって、上へと昇っていき、命、アイデア、プロジェクトなどを生み出しています。そして、生命を豊かに増殖させています。

聖杯に見立てたカップルの腰の場所では蓮の花が咲き誇り、その根は地中深くに降ろされています。花の水色は平和をあらわすものです。大きく開いた花びらは、天空から降りてくるエネルギ—を受け取っています。その茎は地上でカップルを支える柱の役目を担っています。

空から降り注ぐエネルギ—はふたりの王冠のチャクラも      通り抜けます。ともに大きく開かれたふたりの王冠のチャクラはあわさって、もはやひとつになっています。このチャクラを象徴する金色の王冠は、広々とした聖なる運河のように空に向かって広がっています。王冠はトランシ—バ—の役目を果たしていて、ここを神々しいエネルギ—が自由に行き来しています。

ハ—トの位置には天と地球のエネルギ—が集中しています。ハ—トはとりわけ大きな透明なクリスタルとして強烈な光を放っています。そしてカップルの上位チャクラと下位チャクラの中心の位置でバランスをとっています。

第三の目もこのクリスタルのエネルギ—に大きく開かれています。ふたりを結びつける場所は宝石となっていす。

ワシの翼のような立派な王のケ—プがふたりを守りながら、育みます。

重要な樹木のシンボルが、「ツインフレ—ム」カップルの神聖な中心軸にあるさまざまなシンボルに、全体的な統一性をもたせています。樹木は天と地球で転生を果たしたカップル、そして内と外で繰り広げられる生命の創造に完全な一貫性をもたらしています。

さて、次に色を見ていきましょう。男性的なイメ—ジの青、そして女性的なイメ—ジの赤が大きなスペ—スを占め、ハ—モニ—を織りなしています。そこにこの二色のイメ—ジを統一するかのように、色調の異なるパ—プルが加わりバランスを保っています。

金色はこの出会いの神聖さを讃えるかのように、全体に熱情と気高さを与えています。白は出会いの純麗さ、清々しさ、明るさをあらわすものとして、輝いています。

触れ合う手、ひとつの口を形作る口づけ、そしてクリスタルのハ—トが、ふたりを美しい統一感のなかに封じ込めます。

誰もがこうした体験をしたいと願わずにはいられません。私自身もこうした時を迎えるため、ずっと準備をしているのでしょう。この絵のなかにあるシンボルやエネルギ—は、私のなかにもすべてもともと存在するものです。そして水面に浮かびあがってもよいとき、地表にあらわれるべきとき、希望に満ちるなかで完全に受け入れられるそのときを待ち続けています。私とカトリ—ヌ&ルドヴィックとの出会いは驚くべきシンクロニシティとして訪れました。それは私がこのふたりとの出会いという人生のプレゼントを受け取る準備がようやくできたタイミングだったのでしょう。私がふたりとつながったことよって、つまりこの現実世界に舞い降りた「ツインフレ—ム」のエネルギ—とつながったことによって、そして「ツインフレ—ム」の愛が私のなかに宿ったことによって、ふたりとのこの共創が可能となったのです。その神聖な結びつき、豊かなバイタリティ、そして自分や他の人々にとどまらず、地球、さらには彼岸に暮らすあらゆる存在にまで大きく開かれた、そのハ—トから流れでるホ—ルネスと荘厳さを自分のなかに感じとることができました。私はこうした体験が覚醒の秘密、つまりあまねく存在につながる秘密を明らかにしてくれるのだろうと確信しています。

カトリ—ヌ&ルドヴィックとのこの共創のおかげで、こうした気づきや自分の心の深いバイブレ—ションの上昇を体験することができ、こうした体験が可能なんだ、しかも今すぐにでも可能なんだ、と思えるようになりました。つまり、この絵に描かれた神聖な樹木の種はずっと私のなかにもあるのです(それはみなさんのなかにもあるのです)。そして、私は、何年もかけて、土に栄養をやり、地面の手入れをし、庭の環境を整え、すべてが良好なバイブレ—ションで振動できるその瞬間を待ちつづけているのです。その根っこは目に見えないところで広がっています。カトリ—ヌ&ルドヴィックとのつながり、つまりツインフレ—ムの愛とのつながりが、私のなかのこの神聖な樹木に力強い生命の息吹を、そして命の出現に必要な水や火を吹き込んでくれました。そして、地中から出ていく勇気と、さらに色彩豊かなこの麗しき庭で輝ける深い喜びをもたらしてくれまました。

今、この「ツインフレ—ムの神聖な樹木」は私の心のなかに広がり、輝きを放っています。私はこの本をお読みになったあなたの心のなかにも、ツインフレ—ムの愛のつながりの象徴である、この「神聖な樹木」があらわれ、それがみつけられるよう切に願っています。

この大きな喜びとそこから流れでる平和がみなさんに訪れ、私たちの「神聖な樹木」がぜひ地上に満ち溢れますように。



    画家 ルシ—・ヨネ




はじめに



人生が大きく変わろうとしていたそのとき、私はまだ若く二十過ぎでした。物心ついたときからずっと私は真の愛というものが存在すると信じ続けてきました。それはおとぎ話に出てくるような甘美な恋ではなく、奥深い、真実の、本物の愛、スピリチュアルな愛でした。

ただ、心から望み、探し続けてはいたものの、実際の恋愛や人間関係は決して思った方向に進んではくれませんでした。恋愛も、人間関係も、そして人生そのものがうまくいきませんでした。いえ、私はただ単に自分と折り合いがついていなかったのです。恋愛をしているときでさえ、私はいつも不満を抱いていました。

私に何が足りないんだろう?私はどんな「愛」を探しているんだろう?ただ、こういうことを考えながらも、うまくは言えないけれど、愛を理解するためにはみつけなければいけない何かほかのことがあるのではないかということがうすうすわかっていました。

そこで私は真の愛をみつけようと、ひとりでスピリチュアルな探求をはじめることにしました。

こうして、数日間、瞑想に没頭しました。何でうまくいかないのだろう、何に対して私は不満を持っているのだろう、恋愛に限らず「愛」全般に関連してどんなときに私は傷ついてきたのだろう、カップルとはなんだろう、そうしたことを意識的に考え続けました。

「愛」とは一体なんなのだろうか?

それまで、たとえ恋愛中で恋人がいるときでさえ、私は満たされていると感じたことが一切ありませんでした。ふたりが求めていることが違う、恋愛観が違うなどといつも不満を抱いていました。自分は相手にたくさん与えているのに相手からはあまりもらえていない、不公平だ、などとよく考えていました。そしていつしか相手の関心をひき、「愛」をもらうためには、その人の期待にこたえなければならないと思うようにもなっていました。人から受けいれられ、期待にこたえるためには、自分を抑え、自尊心を捨てなければならない、と・・・。

もちろん、逆に私のほうが相手に求めることもありました。そしてそれが満たされなくて、よくストレスを感じていました。私は自分らしく生きることができず、自分とも恋愛相手ともまったく折り合いがついていませんでした。しかし、そんな自分を変えて、きちんとした安定や調和をみつけたいという強い思いが湧いてきました。

そこで自分の振るまい、心の癖、自分との向き合い方、人間関係、「愛」に対する見方などをじっくり観察することにしました。

これは自分自身のことを理解し、よりよい人間関係を築くための変容に必要なステップでした。

一体私は愛に何を求めているのだろう?

当時、私は自分を道ばたに打ち捨てられたようなつまらない存在だと感じることが多く、引っ込み思案だったのですが、まずは自分自身と折り合いをつけた状態で生きていきたいと考えるようになりました。そして神聖な愛というものがあるのであれば、それをいろいろな面から思う存分に経験してみたいと願いました。

愛は恋愛関係だけでなく、さまざまな形で存在し、あらわれます。

私は愛が欠けたなかで、愛という栄養が充分に吸収できないストレスのなかで生きていくのがもう嫌になっていました。いわゆる「ホ—ルネス」[1 - 「ホ—ルネス」(wholeness);完全性。フランス語“complétude“。] をみつけたいと渇求していました。



恋愛においては、深く、スピリチュアルな、本物の関係を結びたいと心から願っていました。それ以外の物差しは特にありませんでした。

そこで自分が「人生」に対して何を求めているのか、またどのような「気づき」を得たいのかをリストアップしてみました。そうすることで「至高の愛」を追い求めるなかで、人生が私の味方となり、寄り添ってくれることを望んだのです。

それから数日後のことです。私はある夢をみて、電気ショックのような衝撃を受けました。この夢は大変強烈なものでした。そして、これによって、自分自身が変わらなくてはいけないのだ、という気づきをもたらしてくれました。

愛は他人から、つまり外からもらおうと待っていてはいけない、というメッセ—ジを受けとったのです。すべてはここに、私のなかに、私の人生のなかに、すでにあるのだから、と・・・。満ちた、完全な愛とつながるには、正しい周波数に合わせる、ただそれだけでよいということがわかりました。私自身が「愛」そのものでなければならなかったのです。つまり私自身が「愛」を全身であらわさなければならなかった、「日々、生きる術として、愛をつくりだして」いかなければならなかったのです。

その日以来、私は大きなスイッチがはいったかのように、私自身(moi-m’aime)[2 - 「私自身」(moi-m’aime);“moi-m’aime”はフランス語で同じ発音〈モワ・メ—ム〉の「自身〈même:メ—ム〉」と「私を愛する〈m’aime:メ—ム〉」をかけたダブルミ—ニングです。自分自身を愛する大切さを訴えています。以降、「愛すべき私自身」という言葉はこの意味で使われます。]を愛しながら、生きる術としての「愛」を日々実践するよう努力しました。



私はそれまでなおざりにしてきた自分自身のさまざまな面をすぐに見つめなおしました。そして自分の本質である魂とともに奥深い心の道を歩みはじめました。するとあらゆることが順調に進みはじめました。日々小さな変化がもたらされ、「本来の私」や自分の魂に響くものに近づくための行動がとれるようになってきたのです。

ただその一方で、それまでの自分の生活や以前の人間関係との溝が次第に深まっていきました。そしてついには大きな決断を迫られ、人間関係、私生活、仕事において重大な選択をしなければならなくなります。

環境を変えるのは本当に簡単ではなく、嫌なことにもたくさん突きあたりました。しかし新しい生活をはじめ、「新しい自分」になるためには、そうしたことも必要でしたし、むしろよいことでもありました。

私はこうして生まれ変わり(再生)の第一歩を体験しました。ただし、これはとても大きく、奥深い変容のまだほんの序章に過ぎませんでした。このとき、何かが私を待っていると感じていたのですが、具体的にそれがなんなのか、またどのようにすればそこにたどりつけるのかなど、まったく想像できていませんでした。

ただ自分のことを信頼してくれ、前に進むために道を照らし続けてくれる、自分よりもはるかに大きな「至高の存在」が私に寄り添ってくれている、道案内をしてくれているという感覚はありました。

前進すればするほど、また私が自分で「心の羅針盤」と呼ぶものを使って「生きる術としての愛」を実践すればするほど、絶対的な「至高の愛」というものに全身全霊で触れることができるようになりました。

こうして私は、私の一部でありながら、私の周囲に存在する、あまねく存在[3 - 「あまねく存在」;フランス語で ”tout ”、英語の ”all ”。オ—ル、すべてのもの。] をつくっているより高い愛の波動とつながることができました。



この絶対的な愛は私の魂に栄養を与えてくれました。これは満ちた、完全な愛でした。この愛には他人からもらわなくても、他人のために何かをしなくても、直接触れることができました。気づきを得たことで、私は「新次元の愛」に触れられるようになったのです。

自分自身を探すために旅立った私がはるかに「大きな愛」と出会うことができたのです。こうして新次元の愛を通じた変容の道を歩みはじめることとなりました。

こうしたなか、私は自分ではかなりの段階を乗り越え、すでに長い道のりを歩んだものだと思っていました。ところが実はこのとき、さらにあらゆるものを変化させ、さらに遠くへと私を推し進めてくれる別の出会いが準備されていました。

それこそが私の双子の魂、つまり私の「ツインフレ—ム」[4 - 「ツインフレ—ム」 ;双子の炎。”Twin flame”, フランス語で”Flamme Jumelle”〈フラム・ジュメル〉。]との出会いでした。

ひとりスピリチュアルな旅を続け、「生きる術としての愛」を実践していたこのころにも、私には誰かに寄り添われているような感覚がありました。うまくいくときばかりでなく嫌なこともときどき、いえ、しょっちゅうありました。どこに行けばよいのか、どこから手をつければよいのか、何からはじめればよいのか、具体的に何をすればよいのか、それは、それは、検討がつかないことだらけでした。

そんなとき私は進むべき道をみつけ、選択し、自分の直感に従うために「心の羅針盤」を覗きこむことを習慣にしていました。ただ、未知の世界に対する興奮と同時に恐怖も感じましたが、それさえも悪い感じはしませんでした。

こうしたなか、数あるステップのひとつとして、また人生の新たな変容の一部として、私はセラピストとしての活動を開始しました。

そんなある日のこと、友だちの女性霊媒師から小さなメモを渡されます。

そこには「ルドヴィック」なんとかという、ひとりの男性の氏名が書かれていました。彼女は私にその人に連絡しないといけないような気がする、そしてそれはあなたの仕事に関係する話だろうとだけ告げました。

しかし、その人物とコンタクトをとるのには数日かかりました。何しろ連絡をする意味もわからなければ、連絡をとる方法さえ皆目検討がつかなかったからです。

しかしインタ—ネットで検索したところ、なんとか彼の写真と連絡先をみつけました。写真を見た私はすぐに奇妙な感覚に襲われました。彼の目を見た瞬間、なにかしらのエネルギ—のようなものを感じ、それが私の全身を貫いたのです。

すると、何かに背中を押されるような気がした私はその人物に連絡をとっていました。そして仕事上のプロジェクトの一環としてすぐに会う運びになりました。

出会いの当日、内心ではとても特別な人物と会うのだという気はしていましたが、そこに実際に周到に用意されていこと、「大いなる生命」[5 - 「大いなる生命」;信仰によって、「宇宙」、「神様」に通じる存在。] が私に、いえ、私たちに仕組んでいたことまでは想像できませんでした。

私を待っていたのは自分のツインフレ—ムとの出会い、つまり「再結合」[6 - 「再結合」(reconnexion);。ツインフレ—ム同士の再会の意味で、この本のキ—ワ—ドのひとつです。また、のちほど説明が出てきますが、霊的世界ではもちろんツインフレ—ム同士はお互いを知っていますが、地球で再び出会うという意味で「再」としています。] でした。ルドヴィックは私の双子の魂、つまり男性であるもうひとりの「私」だったのです。この「再結合」という現象はあなたの人生を根本から大きく覆すこととなります。

ツインフレ—ムとの霊的な再結合、あるいは地球での再結合[7 - 「地球での再結合」;肉体を持った人間の意識としての出会い。「霊的な再結合」:霊、魂同士の出会い。肉体を持った人間としての意識には普通にのぼらない。] を果たした魂は「ピュ—ル・プロセス」[8 - 「ピュ—ル・プロセス」:本書のキ—ワ—ドのひとつで、「魂の浄化のプロセス」を指しています。「ピュ—ル」は「純粋な」という意味のフランス語“pure”。英語の“pure”(ピュア)にあたります。] と呼ばれる、この魂のつながりに特有の一連の流れを体験します。ピュ—ル・プロセスは複数のステップ、さまざまな体験、数々の特有の不思議な現象で構成されています。それは、人間を変容させる強烈で、複雑で、奥の深い道のりです。

本書では密接につながる愛のふたつの側面、つまり「満ちた愛」、そして「ツインフレ—ムの関係」というふたつ1組となる重要な考え方を紹介していきます。




私たちの自己紹介


ここでは「私」の自己紹介ではなく、私のツインフレ—ムであるパ—トナ—も含める意味で「私たち」の自己紹介と書かせていただきました。文章こそ私ひとりで書きましたが、この本が「私」だけではなく、「私たち」の愛の賜物であり、「私たち」の体験の成果だからです。彼もやはり、私同様にツインフレ—ムの関係についてさらに人々の理解が深まり、浸透していくよう努力を重ねています。

私はカトリ—ヌ・ラベ、そして私のツインフレ—ムである彼はルドヴィック・ラベといいます。現在、私たちは夫婦であり、ふたりの小さな男の子の幸せな親でもあります。私たちは周到に用意された一連の偶然を経験したすえに再会を果たしました。

再会といっても以前から地球上で実際にお互いを知っていたわけではありません。数年前にツインフレ—ムとして「再結合」を果たしたという意味です。

当時、私は23才、ルドヴィックは39才と年は離れていましたが、ふたりにはある共通点がありました。ふたりともこの再会の直前、人生のなかで自分と相いれなくなってしまったものをすべて一掃する決心をしていたのです。

ふたりとも自分の魂と折り合うため、完全に「本来の自分」として歩む人生をスタ—トしたところだったのです。

私たちはそれまでにそれぞれが別々にすでにスピリチュアル的に長い道のりを歩んでいました。自分のペ—ス、自分なりの方法で経験を積んでいたのです。

ルドヴィックは神聖な本物の愛を探し求めていました。彼には当時すでにツインフレ—ムに関する知識もあり、ツインフレ—ムをみつけたい、また唯一無二の「至高の愛」のなかで生きたいと強く願っていました。そして、人生のなかで求めていることをリストアップして整理し、自分の霊的本質、つまり本来の自分にさらに近づこうと日々努力を重ねていました。

こうして彼は大変困難で消耗することも多い、厳しいワ—ク[9 - 「ワ—ク」 ;本文でワ—クとはエネルギ—ワ—ク、つまりヨガ、レイキ、太極拳、気功、瞑想などの実践を指します。] に徹底的に取り組んでいました。そしてその結果、それからわずか数か月後にさまざまな偶然が重なったすえ、私たちふたりの道が交差したのです。こうして自分たちの「ミッション」となるビジネス・プロジェクトの一環でふたりは会うことになりました。

再会を果たした私たちはその後「再統一」[10 - 「再統一」(réUNion):「再結合」からさに進み、結びつき、「一」つになること。のちほど説明があります。] し、現在、夫婦として暮らしています。

さて、「ツインフレ—ム」と聞くとどことなくおとぎ話のような、何か魔法のような恋愛をイメ—ジされるかもしれません。

確かにそのような面もなくはありませんが、それはいろいろな経験を経たあとのお話しです。その前にはうまく乗り切るのが大変難しい状況が訪れます。それはロマンティックな関係とはほど遠い、むしろ正反対とさえいるものです。

ツインフレ—ムという関係は非常に強力なエネルギ—を目覚めさせ、さまざまなことを生じさせ、困難や苦痛をもたらします。

私たちも大変厳しい、疲労困憊する時期を体験しました。ツインフレ—ムとの再結合、それはあなたの全身全霊、あなたの全人生の大掃除が必要となる津波の真っただなかに放り出されるような体験です。

そののちには再生[11 - 「再生」;生まれ変わり。キ—ワ—ドのひとつ。後ほど説明があります。] することができますが、最初は一種カオスのなかで生きているような感覚を体験することとなります。




私たちのミッション


今のような考え方や自覚の仕方ではなかったのですが、実を言うと私は子供のころから心のどこかで自分がしなければいけない何かがあるような気がしていました。人生のなかで選ぶべき道、やるべき活動があると感じていたのです。

子供のころからすでにひとりでスピリチュアルな旅をはじめていたのはそのためでした。そしてそれからずっとのち、長いときを経て、プライベ—トでも仕事でも自分らしくありたい、自分のすべてを完全にスピリチュアル・ジャ—ニ—に捧げたいと思い、大きな決断をすることになりました。そしてまさにその瞬間からツインフレ—ムとの再結合に向けた進歩が進みだし、ついにはこれを体験することができたのです。

私とルドヴィックは最初、純粋なビジネス・プロジェクトを目的として会いました。実際にこの話しあいがもてたおかげで、その後すぐに「ルネ・センス®」[12 - 「ルネ・センス®」(RenaiSens);エネルギ—ワ—クのためのオリジナルツ—ル。「復活(renaissance)」と「感覚(sens)」を組み合わせた造語、後ほど説明があります。] という具体的なワ—クのサポ—ト用のツ—ルが誕生しました。なお、これはその後「ドゥ・センス®」(DoSenstm)というツ—ルに発展することになります。



この「ルネ・センス®」や「ドゥ・センス®」を使って、私たちは自分たちに与えられたと考える、ツインフレ—ムとしてのミッションを発展させています。

出会った当初から、私は「スピリチュアルガイド」に自分たちの道をしっかりと照らしてもらっていました。ガイドがふたりが同じ方向に向かって事業ができるよう導いてくれたのです。サポ—トを行う対象は違うものの、必要な際にはお互い助け合いながら活動をしています。

私のほうは本来の自分らしく人生を歩みたい、気づきを芽生えさせたいと願う人々にサポ—トを行っています。具体的には個人やカップルのツインフレ—ムのサポ—トを行っています。再会の準備段階にいる人、あるいは再会を果たした人たちに対して、複雑で奥深いツインフレ—ム独特のプロセスができる限り正しく体験できるよう、また必要な過程を進むことができるよう、アドバイスをさせていただいています。

私はこうしたサポ—トを行う際、エネルギ—ワ—クを使ってお手伝いをしています。

一方、ルドヴィックはセラピスト、コ—チ、ソロプレナ—、起業家といったプロを相手に業務上のサポ—トを行い、彼らが仕事のなかで本来の自分がうまく発揮できるよう導いています。そして、プロである対象者本人、また彼らのクライアントの両方に役に立つ、「至高の愛」をベ—スにした仕事の展開方法を伝達し、彼らの職業上の考察、実践、発展に関するアドバイスを行っています。

もちろんこうしたアプロ—チは現在のビジネス界の主流ではありません。彼のアプロ—チは愛に大きなウェ—トを置くものです。心の声にスポットをあてたアプロ—チに関心を寄せる人々を対象としており、心にかなった方法で事業を進めたいと望む人々から反響を得ています。

私たちはツインフレ—ムとして再会し、一緒に暮らし、ツインフレ—ムの再結合プロセスを進め、この高次元の愛に触れるチャンスを得ましたが、この再会を可能としたのは「現状をほんの少しよりよくする」という小さな目的のためではないと考えています。

ツインフレ—ムには「至高の愛」を根底に据えた新しいパラダイム[13 - 「パラダイム」;ある時代、ある分野における認識や思想、社会全体の価値観。] を浮かび上がらせるという大きな目標があるのです。私たちのミッションは、個人としても、職業人としても、自分の人生、自分の思考、自分の言葉、自分の行動の中心に真の愛を据えたいと願う人々をサポ—トすることにあります。

このように、現在ふたりはお互い補いあいながら個人の活動や共通の活動に励みながらミッションに取り組んでいます。




ツインフレ—ムのブログ


私は非常に早い時期に「ツインフレ—ム・ブログ」[14 - ウェブサイトをご覧ください:www.flammesjumelles.world.(フランス語版)またはhttps://twinflames.love(英語版)] を開設しました。フランス語でツインフレ—ムをテ—マに扱ったブログとしてはかなり先駆けのものでした。当時、ツインフレ—ムを取り扱った本もほとんどありませんでしたし、ましてやツインフレ—ムカップル自身が書いた本となるとなおさらでした。ちなみに、唯一私たちが知っていたのはエリザベス・クレア・プロフェットが書いた「ソウルメイトとツインフレ—ム:愛とカップル関係のスピリチュアルな次元 」[15 - フランス語版:Lumière d’El Morya出版、2005年9月刊。(フランス語タイトル:Âmes sœurs et Flammes Jumelles : la dimension spirituelle de l’Amour et de la relation de couple 、英語タイトル:Soul Mates and Twin Flames: The Spiritual Dimension of Love and Relationships)] という本だけでした

このサイトのおかげで何千人もの方々にこのツインフレ—ムという現象についてお伝えし、この現象への理解を広めることができたと思っています。また、質問、体験談、メッセ—ジも大変たくさん頂戴しました。

希望する方には情報を提供したり、アドバイスやサポ—トをさせていただきました。

このサイトのおかげでほかのツインフレ—ムカップルの存在も知ることができました。一緒に暮らしている人、別々に暮らす人、人それぞれですが、その方たちの体験談を伺い、彼らと交流することによって、私たちもさらにツインフレ—ムカップルに関する理解を深め、再結合後のプロセスについて一層詳しく知ることができました。

自分たち自身はすでに「ツインフレ—ム・プロセス」と呼ばれる体験をすべて終えていたのですが、こうした交流を通じてこの現象に関する知識をさらに深め、自分たちが通過したプロセスを全体的に再確認したいという思いがありました。



数年にわたって人々の体験談を伺い、交流を図るなかで、私たち自身が体験したプロセス、現象、サインなどをほかの人たちも確かに経験していて、こうしたことが自分たちにだけに起きたのではないのだ、自分たちだけの話ではないのだという確信を得ることができました。

こうしたコミュニケ—ションは私たちにとって大変貴重なものとなり、その後のツインフレ—ムの方々の再結合のお手伝いや再結合後のプロセスのサポ—トにあたっておおいに役立ちました。




エネルギ—ワ—クを使う


ツインフレ—ムは「ツインフレ—ム・プロセス」というプロセスのなかでさまざまなステップを体験することになります(各ステップの詳細はのちほど説明させていただきます)。このプロセスでは自分やふたりの前進を妨げる闇のゾ—ンや障害物があらわになります。私たちはこうしたことを処理するにあたって、プライベ—トでも仕事でももっぱらエネルギ—ワ—クを使用しています。

私はこのエネルギ—ワ—クがどの段階においても(再会の準備期間、プロセスの過程、プロセスの後など)、エネルギ—、メソッド、手順、ツ—ルとしておおいに効果を発揮することを確認しました。

そのため早い時期から24時間365日、どこにいてもアクセス可能なインタ—ネットをツ—ルとして活用し、できるだけ多くの人々がエネルギ—ワ—クが利用できるようにしてきました。

そして遠くからでも、好きな場所で、好きなときに使用できるトレ—ニングを開発しました。

このe-ラ—ニングのプラットフォ—ムのおかげで単に知識を伝えるだけでなく、みなさんの学びを個別にサポ—トすることが可能となりました。

最古参というわけではありませんが、この手のプラットフォ—ムとしてはかなり早い時期の導入だったと自負しています。トレ—ニングを受ける方々の進歩を確認しながらサポ—トを行えるため、自分たちのミッションに意味があると実感することができ、大変うれしく、また光栄に感じています。







今、あなたが手にしていらっしゃるこの本は、私たちが再結合した際にスピリチュアルガイドが魂のミッションとして私に書き著すよう勧めてくれたものです。ですから非常に早い時期から、数年後に出版されることを頭に描きながら執筆をはじめました。

しかし、そのころ、まだ体験途中だったツインフレ—ム・プロセスのスケ—ルの大きさや影響力にすぐに気がつき、本を書きあげるまでにはまだまだ時間がかかるということがわかりました。今になってみるとなぜこの本を書くよう勧められたのか、また書き上げるまでにどうして時間が必要だったのかがよくわかります。

私たちは自分たちの体験を喜びや苦しみなどの自身の感情や感覚を盛り込むことなく表現し、伝達できるよう、プロセスの一瞬一瞬、しっかりと意識をしながらすべてのステップに取り組んできました。

処女作となるこの本は私たち自身の物語を披露するためのものではありません(これについてはまたいつか別の本で書くかもしれませんが)。この本はより多くの人に光を灯し、その目覚めを助け、みなさんが自分のツインフレ—ムの呼びかけに気づくことを願って書かせていただきました。

本書にはツインフレ—ムとの再結合を体験した方々への数年間に及ぶサポ—トを通じて得られた、数多くの実体験の証言が詰まっています。

またツインフレ—ムの道を歩む方々の役に立ち、みなさんが奥の深い真実の「愛」の世界に入っていけるよう、私たち自身の実体験、経験、足跡、光の時期、闇の時期などの話も、わかりやすく書かせていただきました。

私は再結合の直後から絶えずメモを取り、起きた出来事の意味をちゃんと理解しようと心がけてきました。それは先に道をしっかり歩んでいれば、ほかの人を導けるようになると考えたからです。

山のガイドさんに例えてみましょう。山登りのグル—プに付き添うガイドさんは、自分が案内する山をガイドするグル—プとはじめて訪れるわけではありません。ガイドさんはその山道をすでに歩いたことがあり、道のことがよくわかっていないといけません。また、気持ちのよい場所や危険なポイントについても知っておかなければなりません。ガイドさんが他人を道案内できるのは、予めそこを通ったことがあり、意識的に道のことを覚えたからこそなのです。

さて、私たちは自分たちに実際に起きていることを客観的に観察し、分析し、理解することができるような俯瞰的な位置に意識的に自分たちを置き、ツインフレ—ム関係のポジティブな面もネガティブな面も広く体験することが大事だと考えました。

ツインフレ—ムの仕組み、引き金となる出来事、さまざまなステップ、困難なこと、誤解しがちなことなどについて理解し、認識したうえで、理屈ではなく経験を伝えられるようにすることが重要だと考えたのです。

この本を書くため、5年のあいだ、私たちはこうした取り組みを続けてきました。

この本がまだ「目覚めて」らっしゃらないツインフレ—ムの方々の心にどうか響きますように。

この本がご自分のツインフレ—ムとの再結合前の準備としてぜひ役立ちますように。

この本が再結合のあとにツインフレ—ムが体験するピュ—ル・プロセスに立ち向かう勇気を与えられますように。

この本によって、より多くの人々がより「高次元の愛」に触れられますように。




ワ—クショップとサポ—ト


この本はまず「ツインフレ—ム・プロセス」によって一体どこにたどりつけるのかを説明し、そのなかでも特に「ピュ—ル・プロセス」と呼ばれるプロセスで起きることをお伝えし、これをひとりで乗り切るための助けとなることを目標としています。

しかしそれだけでなく、多くの読者のみなさんにとって自分のツインフレ—ムとの出会いの準備として役立つ招待状となることも目指しています。また、ある方にとってはツインフレ—ムとの関係で出会う困難を明らかにするものとなることでしょう。そして、ある方にとっては自身の闇のゾ—ンや思い込みに気づくきっかけとなるかもしれません。

先ほど書いたとおり、私はスピリチュアルガイドからこの本の執筆を勧められたのですが、そのとき、目覚めを体験し、旅立つ決心をしたツインフレ—ムの方々へのサポ—トを私が行うようになるとも告げられました。

私たちは最初の数年間、大変濃密な共同生活を送りましたが、それはこの生活が将来人々をサポ—トするにあたっての準備期間として役立つと考えたためです。

実際にこうしたツインフレ—ム・プロセスで培った経験をもとにして、サポ—トを希望される方の前進のためのワ—クショップやツ—ルを開発することができました。




この本の情報


この本のことに話を戻しますと、本書は三種類の情報源をベ—スに書かせていただきました。

まず第一の情報源はツインフレ—ムの関係を経験した私とルドヴィックの実体験です。私たちは数年前からさまざまなステップを通過してきました。これは「再結合」、「サインと現象」、そしてのちほど詳しく説明する「ピュ—ル・プロセス」(私が名づけました)というツインフレ—ム特有のプロセスなどです。

私たち自身の経験は、当然個人的なものであり、私たちカップルの状況に固有なものです。そのため、ほかの人やほかのカップルが仮に同じ現象やステップを経験したとしても、私たちと同じような感じ方をするとは限りません。再び山のガイドさんにたとえると、同じ道を歩いたとしても人によって体験する内容は異なることでしょう。また、見えるものだって違うかも知れません。ですからこの本を書くにあたっては、自分たちの経験だけに頼らないよう心がけました。

第二の情報源はほかのツインフレ—ムカップルの方々の体験談やメッセ—ジ、そしてその方たちとのやりとりのなかで得た情報です。私のブログには数年前から世界各地に暮らすツインフレ—ムカップルの体験談が寄せられています。ブログを通じて知り合ったなかで希望する方にはツインフレ—ムとの再結合につながるエネルギ—ワ—クやトレ—ニングなどのお手伝いをさせていただいています。

こうして多くのフィ—ドバックや体験談が集まりました。多くの情報を分析することで私自身がカップルとして行っていたワ—クの内容を補完し、一層充実させることができました。

そして最後の第三の情報源は私のスピリチュアルガイドです(私はスピリチュアル的な感受性が強く、幼少のころからずっとこうした世界と比較的頻繁にコミュニケ—ションをとってきました)。スピリチュアルガイドである「光の存在」からはたくさんの情報や教えを受け取りました。光の存在はツインフレ—ム、愛、また広い意味での「大いなる生命」、また私たちが体験することになるプロセスに関する基本的な知識を授けてくれ、その解説もしてくれました。

またツインフレ—ムとは何か、ツインフレ—ムとの出会いの体験がどのようなものか、そしてそれがどういう意味を持つのかといったことも深く理解させてくれていました。ただし、私の言うことが「絶対的な真実」だと言い切るつもりはありません。正直なところ、私は人間の意識や頭脳はツインフレ—ムや命に関する秘密をすべて理解するには程遠いと考えています。

ただ、私が垣間見て、気づいたところでは、現在私たちがツインフレ—ムのみなさんと一緒に体験していることは、単にカップルや恋愛という範疇をはるかに超えた、とてつもなく巨大なプロセスのなかのひとつのステップにすぎないと確信しています。

なお、この先について知るのは、より多くの人々が自分のツインフレ—ムと再結合し、「新次元の愛」を体験したあとのお話になります。物ごとには順番があってステップを飛ばすことができないからです。とはいってもその最初のステップでさえ、すでに多くの意志や勇気、熱意が求められます。この最初のステップをより多くの人が乗り越えるお手伝いをさせていただけるのであれば大変嬉しく思います。

ちなみに、みなさんがこの本でお読みになることは、私たちの母国フランスをはじめとする、世界のインタ—ネットの情報をもとにしたものではないことをお伝えしておきます。私が使っている用語の多くは私をサポ—トしてくれているスピリチュアルガイドと私のあいだで使っているものです。ですから、ほかで使われている用語とは比較しないでください。固有の用語につきましては本のなかでその都度詳細に説明させていただきます。




新次元の愛





「愛」とはなんでしょうか?


「愛」は私たちの心のまん中で大きな場所を占める、人生の大いなる神秘です。愛は複雑であり、時代や文化によってはなはだしく異なるからこそ、人の心を捉え、人に疑問を投げかけます。

愛は人生、人間関係、そして人々の関心の中心に居座っています。

愛はあらゆる形をとり、さまざまな方法で存在します。さて、ここでは愛に関する今ある定義を見直すのではなく、愛に関するさまざまな研究や仮説について分析を行っていこうと思います。

愛の探求の旅の途中で「宇宙」が私に教えてくれたことをみなさんにご紹介させていただこうと思います。

ただし、私の言うことが「絶対的な真実」だ、私は何もかも知っているなどと言うつもりはありません。

私は存在の本質を研究中のひとりの女性にすぎません。自分の旅の道すがら、自分のツインフレ—ムと一緒にみつけたことをただみなさんと共有したいだけなのです。



» 「愛」のふたつの側面



1) 私たちの「愛」の捉え方

愛とは何かを考えるにあたって、まず選別を行い、基本的な情報を共有しておきましょう。愛についての考え方や愛に求めるものは人によって異なるため、この点を押さえておくことは重要です。



さて、ここで少しエクササイズ(練習)をしてみましょう。



次のような質問をご自分に投げかけてみてください。



● 私にとって愛とはなんだろう?

● 私が個人的に愛を定義するとしたら?

● 自分に対する愛、他人に対する愛、カップルとしての愛を私はどのように捉えているだろう?

● 私は愛を具体的にどのように認識しているだろう?

● たとえば私にとってカップルにおける愛をあらわす行為とはなんだろう?

● どうすれば私は相手から「愛されている」と感じるのだろうか?

● どうされたら私は相手から「愛されていない」と感じるのだろうか?


このエクササイズを行うことによって、あなたは自分自身についてよりよく知り、あなたにとっての愛がどのようなものかがわかるようになります。質問はもっと掘り下げることもできますが、このへんにしておきましょう。

同じ質問をほかの人にしてみてください。すると、人によってまったく違った答えが返ってくることがわかるでしょう。これはごく当たり前のことです。私たちの愛に対する考え方、愛との接し方は千差万別なのですから。

ただ、カップルのあいだで愛に対する考え方や愛に求めるものが違っているとやはり落ち着きません。

人間の愛に対する考え方にはさまざまな種類のフィルタ—がかかっていて、いろんな条件や制限が付けられています。

ひとりひとりが時代、社会、教育、文化、宗教、集団的意識などによって異なる、それぞれの愛の見方をしています。

また、宗教、過去の経験、恐怖、無意識・意識的に設けられている制限、コンプレックス、トラウマ、願望、欲望などによっても見方は大きく左右されます。

広い意味での愛という言葉に対して私たちはみんな違った考え方をしていて、愛が果たす役割も人それぞれです。

愛について考えるとき、私たちはまるで内側にも外側にもフィルタ—がついた眼鏡をかけているようです。制限がついていて、ひとりひとり見える景色が違います。

私たちが見ていること、私たちが信じていることは必ずしも本当のことだとは限りません。

このように人間にとっての「愛の見方」には制限がついていたり、変形させられていたり、あるいは歪められている恐れがあります。ところがその一方で「本来の愛」というものが厳として存在します。これはピュアな状態の霊的本質としての愛です。



2) 「本来の愛」



人間としての私たちの捉え方では、愛は小さくなるように制限が設けられ、変形され、歪められた状態で感知されています。しかし、実際には愛は大きなものであるということを認識しておくことが重要です。実際の愛は私たちが人間の頭や意識で想像したり、信じていたり、考えているよりもはるかに巨大なものです。

実は私たちはみんな自分のやり方で、自分の意志によって、この「ピュアな状態の愛」につながることができます。ピュアな状態の愛、それはあらゆる形態の生命、あらゆる創造物のみなもとです。この愛はあまねく存在です。愛は至るところあり、ありとあらゆるもののなかに存在しています。愛は無限であり、愛には限界がありません。私のスピリチュアルガイドはこれを「絶対的な愛の根源」と呼んでいます。

この絶対的な愛の根源とつながっていることを思い出したとき、私の人生は大きく変わりました。

そのとき、私は幼少期に(きっとほかの多くの幼い子供も同じでしょう)この絶対的な愛の根源と自然につながることができていたことを思い出しました。

また、私は12才ごろに事故にあって死の淵を訪れたことがあったのですが、そのときにもやはりこの絶対的な愛とのつながりを感じていました。それは深い愛の波動に包み込まれ、愛され、しっかり支えられている感覚でした。このときに経験したこと、感じたこと、それはとても言葉では表現しつくせません。この体験は私の記憶に深く刻み込まれたまま今も残っています。そのとき、絶対的な愛が本当に存在すること、そしてこの愛に触れることができることを知りました。そして、それは私の確信となりました。



» 愛を求める競争



愛は私たちみんなに関係するものです。

私たちの行動を少し観察してみると、人生が「愛を求める競争」のようにみえることがあります。競争はしばしば無意識のうちに行われます。

つまり、私たちは誰もが愛を必要としていて、生涯愛を追い続けているのです。魂の観点では、愛を必要としたり、求める行為は必ずしも正しいことではありませんが、人間の観点では仕方ないでしょう。生きるために愛は不可欠なのですから。食物や水が体の栄養として生きていくのに欠かせないように、愛は私たちの人間としての魂の栄養となります。

私たちは心の必要性を満たすために愛を追い求めてしまうのです。



» 「空っぽの愛」と「満ちた愛」



「ツインフレ—ム」という本題に入る前に「空っぽの愛」と「満ちた愛」という考え方、そしてその仕組みについてよく理解しておきましょう。

ここでお話しする「空っぽの愛」と「満ちた愛」という考え方は人が自分自身に、あるいは他の人々に愛をもたらすときの心の動きを理解するのに重要な鍵となります。

誰かを愛するとき、その人と一緒にいると満足だ、一緒にいると落ち着くなどと言います。

さて、「一緒にいると満足」とは何を意味するのでしょうか。それはその相手が自分の必要とするものをもたらしてくれ、そのことによって自分が満たされるということを意味します。

「絶対」とまでは言いませんが、私たちはしばしば意識的に、あるいは無意識的に自分に欠けているもの、心地よさを感じるもの、必要なものを他人のなかに探しています。

これは私たちのなかに空っぽな場所があって、そこを埋めてくれるものを持っている人を探している状態です。

わかりやすくするため、ひとつ例を挙げましょう。ここにあるひとりの女性がいました。彼女は自分が愛されている、大切にされていると感じる必要がありました。そこで自分に関心を寄せ、こまめに世話をしてくれる男性を探していました。そこにひとりの男性があらわれます。彼は彼で女性の役に立っていると感じる必要がありました。それは自分が誰かにとって大事な存在となっているとの実感が欲しいからでした。さて、この女性とこの男性が出会い、カップルとして暮らすことになりました。

男性はこまめに女性の世話をし、そのことで自分が女性にとって役に立っている、自分は誰かの大事な存在であると感じる必要が満たされました。また同時に、この行動のおかげで女性も男性から愛される必要、大切にされる願望が満たされました。

お互いが心の平和を感じ、愛しあい、一緒にいて幸せになれたのだから、何も言うことがないじゃないかと思われるかもしれません。

確かに自分のなかに空っぽの場所があっても、それをほかの人が埋めてくれているあいだは物ごとがまるく収まっているかのように思えます。ところがもしこの空っぽの場所がこの男性ではなく、別の方法でも埋められるとしたらどうなるでしょうか。男性は自分が役に立っていないと感じ、ふたりの関係のバランスは崩れてしまいます。

私はこうしたバランスを「危ういバランス」と呼んでいます。つまり、このバランスは適切ではないのです。実際は不安定なのにもかかわらず、一所懸命誤魔化し続けているに過ぎないのです。こうした関係は何かがあればすぐバラバラになり、すべて崩れてしまいます。

ここで説明したケ—スを私は「空っぽの愛」と呼んでいます。この愛はひとりひとりの空っぽの場所を他人が満たすことで成りたっています。

こうした「空っぽの愛」にはありのままでいる自由がありません。バランスが危うく、自分の権限を他人に渡すことによって成りたっているからです。

幸せになるために自分の空っぽの場所を埋めてくれる誰かを頼る、それはその人に自分を不幸にする権限を与えることにつながります。空っぽの場所を満たしていたものをもしその人が取り除いてしまったら、自分は不幸になってしまうのですから。

どうぞ周りを見渡してください。多くの人が無意識に、あるいは意識的に、この「空っぽの愛」の例のように自分の幸せを他人の手にゆだねています。

しかし、なにも他人や愛する人から親切を受けてはいけないと言っているわけではありません。ここでみなさんに言いたいのは、「空っぽの愛」とは別の形の愛が存在するということです。つまり、ひとりひとりが満たされていて、完全であり、自分らしくいられる権限を完全に握りながらも、正しく安定したバランスのなかで生きることができるような愛が存在するということです。こうした愛の形を私は「満ちた愛」と呼んでいます。

重要なのはひとりひとりが自分自身で自分の空っぽの場所を埋めることを学び、他人に依存しないようになることです。それによって人は満ちることができ、完全な存在になることができるのです。

「満ちた愛」はあなたの愛する能力を奪うものではありません。それどころか「満ちた愛」によってあなたは相手を満ちた状態で愛する能力と自由を手に入れることができます。この「満ちた愛」のなかで創られたものはすべて安定し、基盤がしっかりしています。

私がルドヴィックと出会ったころ、ふたりはまだこの「満ちた愛」のなかに完全にいるとはいえませんでした。私たちにはそれぞれが埋めるべき空っぽの場所がありました。しかし、私たちはこの「空っぽの愛」と「満ちた愛」の違いについての知識があり、このことをしっかり意識していました。自分たちの再結合やミッションの重要性を考えると、ふたりの関係を危ういバランスのうえに築くわけにはいかないことがわかっていました。もちろん人には自由意志があるので、違う選択もできないわけではありませんでした。しかし、私たちはこのミッションをなし遂げ、これに伴う義務を果たしていくのだという誓いをたてていました。

私たちの愛が正しく、完璧であるためには、お互いが(かつてのように)満ちた状態となり、存分に愛しあう必要がありました。そのため私たちはそれぞれ空っぽな場所を埋める努力をし、励ましあい、支えあいました。

のちほどまたいいますが、カップルのケ—スでは無意識の心の癖や、自分の空っぽの場所を埋める必要性からつくり上げた理想の異性像と比べてしまい、何かと問題が生じがちです。

私たちの場合、本来の相手らしさを受け入れ、さらに相手が本来の自分らしくいられるよう励まし、応援するよう心がけました。

こうしたことは簡単そうに聞こるかも知れません。また、それができれば素晴らしい愛の証しに、美しい「満ちた愛」のあらわれとなります。ところがそこに至るのは大変なことです。それぞれが進歩しながら、カップルとしても一緒に進歩できるよう、各自が自分のなかで深いワ—クを行わなければならないからです。

たとえば相手に対して自分の権限や自由が取り戻せるよう励ましはしても、実際に相手が自分で自分の空っぽの場所が埋められるようになったとします。そうすると、つい自分が相手に対して持っていた権限を失ったことを残念だと感じそうになりがちなのです。ですから、むしろそうしたことが喜べる心となるよう、ワ—クを行う必要があるのです。

いずれにしても、正しく、満たされた、完全な関係を築くには「満ちた愛」を基本にするしかありません。

すでに一緒になっているカップルのなかには「空っぽの愛」から「満ちた愛」に移行するためのこのワ—クは大きな影響を及ぼし、別れや離婚につながるのではないかと心配する人がいます。

実際、その関係がもし危ういバランスのうえに成りたつものであったなら、幻想は粉々に打ち砕かれてしまうことでしょう。

ただ、誰もが自由意志を持っています。そして誰もが自分の望む人生を選択できます。ひとりひとりがどのような愛の形(「空っぽの愛」なのか、「満ちた愛」なのか)で自分の道を歩むのか決めることができます。

しかしツインフレ—ムとの「至高の愛」をベ—スに、価値を生む、安定した関係を築きたいのであれば、脆い幻想の関係ではなく「満ちた愛」を基盤としなければなりません。



» ツインフレ—ムの愛:「至高の愛」



ツインフレ—ムの愛は肉体的な愛にも、感情的な愛にも、また頭で考える愛にも根差していません。するとそれは「スピリチュアル的な愛」と呼べばよいのでしょうか。確かにスピリチュアルなレベルにより近いとはいえます。

ただし、ツインフレ—ムの愛がスピリチュアルな愛だと言いきってしまうとスケ—ルが小さくなってしまいます。

ツインフレ—ムがピュ—ル・プロセスによって変容の道をたどっていくと、やがて「新次元の愛」の扉が開きます。

ツインフレ—ムの愛はスピリチュアルな世界よりも、むしろ地球上のパラダイムシフト[16 - 「パラダイムシフト」;ある時代、ある分野における認識や思想、社会全体の価値観の革命的な大転換。] に向けた活動やプロジェクト、これらの実現のために登場するといえます。

ツインフレ—ムの愛は、存在の神髄や「至高の愛」に関わる、神聖な領域に属するより大きな愛なのです。




ざまさまな種類の魂の関係


ツインフレ—ム以外にも魂のつながりが深められるさまざまな種類の関係があります。ここではこうした魂のつながりのことがよくわかるよう、ひとつひとつ詳しく説明していきます。

こうした魂のつながりはいろいろな試練や進化を魂に体験させてくれ、私たちの成長や前進を助けてくれるものであり、それぞれに重要性があります。



» ライフパ—トナ—



「ライフパ—トナ—」については昔からよくいわれる旅の道連れだと私は考えています。比較的よくみられるつながりといえるでしょう。関係を持っているあいだ、お互いに居心地のよい場所にいることが多いので、大変穏やかで、快適に暮らすことができます。

ライフパ—トナ—のつながりを通じて発見できることや実現できることがありますので、この関係を体験する人間と魂にとって、これは有益で欠かせないものとなります。



» カルマの縁者



「カルマの縁者」[17 - 「カルマの縁者」;フランス語“Relations karmiques”。英語“karmic relationships” 。] は過去世ですでに出会ったことのある魂で、カルマの記憶を共有しています。その記憶は楽しいものの場合もありますし、逆にあまりよくないものの場合もありますが、いずれにしてもエネルギ—の記憶としてふたりの心のなかに結晶のように凝り固まって残っています。

カルマの縁者は前世において友人、家族、またはときには恋人だったなど、あなたとなんらかの縁があった人です。

カルマの縁者同士が出会うと、魂のつながりの記憶がすぐに目覚めます。そのため、なんとなく昔からの知り合いのような気がして、距離の近さを感じることがあります。この場合、気安さや親しみがすぐに沸いてきます。

ほかの人との関係とはどこか違った、心なしか神秘的な深いつながりを感じることもあります。なぜだかわからないけれど、なんとなくその人に魅力を感じる場合もあります。

その魅力は愛を感じるせいだろうかと思うこともよくあります。

また、過去の人生で決着がついていないことや争いごとが残っている場合、カルマの縁者のことが心を支配し、ときには強迫観念的になることもあります。

カルマの縁者とは深い関係になる場合があり、またツインフレ—ムの関係と同じサインが出現することもあります。そのため、解決していない因縁を持つカルマの縁者をツインフレ—ムと勘違いすることがよくあります。特に自分のツインフレ—ムをみつけようと躍起になっていると勘違いが起こりやすくなります。

カルマの縁者との記憶に対する処理、あるいはカルマの縁者自身に対する処理としてはレイキなどのエネルギ—ワ—クを使った働きかけが効果的です。これによって今世の魂同士の関係に障害になっている、凝り固まった記憶から解き放たれ、変容でき、心のなかにふたたび平和や安らぎを見いだすことができるでしょう。

カルマの縁者をツインフレ—ムと間違えてはいけませんが、だからといってツインフレ—ム同士にカルマの縁がないというわけではありません。

それどころかツインフレ—ムのふたりは多くの場合、なんらかのカルマの縁を持っていて、しばしばカルマメイト[18 - 「カルマメイト」;この関係はのちほど登場します。] である場合もあります。一般的にツインフレ—ムの魂はすでに過去世で何度か縁があった可能性があります。この場合、この記憶を溶かし、変容させるため、エネルギ—ワ—クを行うことを強くお勧めします。



これによって、ツインフレ—ムカップルも、今の地上生での人間関係を阻害し、ピュ—ル・プロセスを邪魔する過去の苦痛な記憶を和らげ、カルマから解放されることが可能となります。



» カルマメイト



「カルマメイト」のつながりは、さきほど紹介したカルマの縁者をベ—スにしているのですが、特に過去世においてふたりの魂がカップルだったという特徴があります。

そのため、魂のつながりはカルマの縁者よりもさらに強く、深くなることがあります。よくわからないけれど、その人に対して何かしら約束ごとがあって、それを果たさなければないような気がすることもあります。もちろん、その約束は今世ではもう関係がないものです。果たす義務もありません。しところが魂は出会った瞬間から気になって仕方がなくなります。

たとえばカルマメイトが過去世で「永遠の愛の誓い」をたてていると、ややこしい関係になってしまいます。魂同士が出会ったときにふたりともが、あるいは一方がなんとなくこの永遠の誓いを守らなければいけないような気になるのです。

私は「カルマメイト」の魂をみつけた人に何人か会い、サポ—トする機会がありました。「カルマメイト」に出会った人はふたりの世界に閉じ込もり、ほかの人との関係を持ちたいと思っても、ふたり以外の世界に飛び出してはいけない気がしてします。一種の強迫観念に陥るのです。

この場合、過去世で交わした誓いのエネルギ—の強さをツインフレ—ムのつながりによるものと混同してしまう人もいます。

魂同士の正しいつながりや正しいバランスを回復するには、エネルギ—ワ—クで記憶に対する処理を行い、ふたりの関係の特徴を見極め、かつて交わした誓いがあればそれをみつけ、そこから解放されるようにしましょう。



» ソウルメイト



「ソウルメイト」は人生のなかで何人か出会う可能性があります。男性の場合も、女性の場合もあります。また大人のことも、子供のこともあります。友人、知人、家族、そのほか人生でなんらかの縁をもったり、恋愛関係となる場合もあります。

ソウルメイトとは人生のなかである程度長い付き合いをします。ソウルメイトはあなたの進歩に必要な体験をさせてくれます。また、あなたに何かを気づかせてくれたり、人生の選択にあたってサポ—トをしてくれます。

あなたが不快な体験やポジティブではない体験をした場合も、ソウルメイトであれば、そこになんらかの気づきをもたらしてくれます。

ソウルメイトには最初に出会ったときから同じバイブレ—ションを感じ、すぐに安心感を抱きます。

魂レベルではお互いをソウルメイトとして認識しあっています。親近感を覚えやすく、同じ趣味を持つこともよくあります。

ソウルメイトをツインフレ—ムと間違うこともあります。どちらも普通の関係とは違うつながりですし、奥深いスピリチュアルなつながりのある素晴らしい結びつきであるうえに、共通のサインもいくつかあるためです。

また、ソウルメイトがツインフレ—ムとの関係を築く前の準備をさせてくれるケ—スもあります。心の進歩をサポ—トしてくれたり、愛への依存から脱却させてくれたり、愛やカップルに関して心の狭い態度や考え方から卒業させてくれるのです。

ツインフレ—ムとはまた違った形ですが、ソウルメイトとの恋愛関係もやはり素晴らしい魂のつながりとなります。



» ツインフレ—ム



人にはみんな永遠につながっている「ツインフレ—ム」がひとりいます。ただし、相手が地上生を受けているとは限りません。

ほとんどの場合、ツインフレ—ムは異性であり、補いあう関係となります。しかし、同性として転生[19 - 「転生」(incarnation);魂だけの世界から肉体を持って地球に生まれくること。] する場合もあります。ただし、魂のエネルギ—的本質は永遠に変わることなく、一方が男性で、もう一方が女性です。



この本ではこのあと、ツインフレ—ムの関係についてポイントごとに広く詳細に説明していきますが、まず、ほかの魂の関係との違いとして覚えておくべきことは、ツインフレ—ムは霊的な再結合や地球での再結合を果たしたとたん、すぐに目覚める関係だということです。再結合後、ふたつの魂は私が「ピュ—ル・プロセス」と呼んでいるツインフレ—ムのプロセスに向かって進みます。このプロセスは非常に濃厚で深遠な、スピリチュアルな旅です。ピュ—ル・プロセスはあらゆることを一掃し、重大な変容のきっかけとなる大津波のような体験です。

ツインフレ—ムたちはその複雑な関係に特有の不思議な現象や独特のサインを体験します。より基本的なサインにはソウルメイトやカルマの縁者との関係でみられるものもあります。こうしたサインについても、またのちほど詳しく説明させていただきます。

ツインフレ—ムと聞くと恋愛関係を思い浮かべがちですが、かならずしもふたりがカップルとなる必要はありません。ツインフレ—ムは魂の再結合と呼ばれる体験します。これは自分の片割れである双子の魂と再びひとつになる現象です。これをきっかけに、大きな進化を果たすプロセスがスタ—トします。



» 「シスタ—フレ—ム」



「シスタ—フレ—ム」とは自分たちとは別の「ツインフレ—ム」カップルです。先ほども言ったように誰にでもツインフレ—ムがひとりいますが、これに対してシスタ—フレ—ムは複数存在します。シスタ—フレ—ムは自分のツインフレ—ムと霊的な再結合または地球での再結合を済ませた、あなたとはまた別のパ—トナ—がいる人、またはカップルです。

たとえばルドヴィックと私はツインフレ—ムの関係です。そして、もしあなたがツインフレ—ムカップルとして誰かと再結合を済ませていたなら、私たちカップルとあなたたちカップルは「シスタ—フレ—ム」の関係になります。

ツインフレ—ムとの霊的な再結合を果たした人はツインフレ—ム独特のエネルギ—レベルでバイブレ—ションを発しています。

さてツインフレ—ムと霊的に再結合を済ませた人は、自分のツインフレ—ムだけではなく、別のツインフレ—ムのバイブレ—ションも認識することができます。ですからそのために混乱が生じることがあります。ある魂がほかツインフレ—ムのカップルとしてバイブレ—ションを放っているのにもかかわらず、それを自分のツインフレ—ムのバイブレ—ションと勘違いしてしまうのです。ひとつ例をあげます。

たとえば、カップルとして至高の愛やツインフレ—ムの愛をみつけたいと「宇宙」にお祈りをすると、「霊的な再結合」(私が使っている用語ですが、自分なりの用語を使っていただいても結構です)を体験することがあります。お祈りには、こうした引き寄せを可能とする力があるからです。ただしその後の展開については、あなたの「神聖な計画」[20 - 「神聖な計画」(Plan divin);スピリチュアル用語で「ブル—プリント」とも言われます。] に予定されているかどうかにかかっています。場合により、「地球での再結合」が起きないこともあります。この点については、またのちほど詳しく説明させていただきます。



「霊的再結合」が起きるとツインフレ—ム特有のバイブレ—ションを放つようになりますが、物理的はおそらくまだ自分の双子を見分けることができません。

さて、この状態のときに、あなたと同じようにほかのツインフレ—ムと霊的な再結合まで済ませた人に会ったとしましょう。ふたりには別のツインフレ—ムのパ—トナ—がいるのですが、ツインフレ—ムを済ませた人に独特のバイブレ—ションを放っているため、魂が勘違いをする可能性が高いのです。

ふたりの関係は「シスタ—フレ—ム」なのに、「ツインフレ—ム」と間違えてしまうのです。

なお、一組のツインフレ—ムと別のツインフレ—ムカップルはお互いを結ぶつながりや、その関係から発せられるパワ—を感じあいます。彼らが一緒にいるとまるで繭で包まれているかのような安らぎや愛を感じます。まるで「我が家」にいるように感じるのです。

自分のなかで何かが覚醒したり、頭をはじめ身体のいろんな場所がチクチクする感覚がし、エネルギ—が活性化されるのを感じる人もいます。シスタ—フレ—ム同士が接触するとパワ—を充電しあい、進化が早まります。

私は数年前から何人ものツインフレ—ムをサポ—トさせていただいていますが、彼らと接するとつい再結合した自分のツインフレ—ムといる気分になってしまいます。しかし、それはあくまで私のシスタ—フレ—ムなのです。シスタ—フレ—ムと出会うと特別な力強いエネルギ—が目を覚まし、身震いやうずきが体を駆け抜けていきます。これは魂の姉妹との霊的つながりがつくられるためです。

あるシスタ—フレ—ムにコンサルテ—ションのため、何度か電話をかけていたのですが、そのたびにその後数日間、その人のプロセスが加速するのが感じられました。私のほうも彼女とのつながりを自然に感じ、同じ家族の一員であるような感覚を覚えました。

そのほかにも、数年前あるいは数か月前からサポ—トさせていただいているシスタ—フレ—ムが何人かいるのですがやはり非常に繊細なつながりを感じ、接触していないときでさえ、その時々の彼女たちの感情の浮き沈みを感じることがあります。




ツインフレ—ムについてもっと知ろう





ツインフレ—ムの定義


ツインフレ—ムの定義には大変繊細な要素が含まれます。ツインフレ—ムについてちゃんと完璧に理解するには、自分が知っている人間関係をもとに頭で考えていてもイメ—ジが沸きません。

あなたのツインフレ—ムはあなたの双子の魂、つまりあなたのエッセンスと同じ「聖なる繭」からやって来た魂です。ツインフレ—ムの魂は同時に生まれます。あなたのツインフレ—ム、それは魂としてのもうひとりのあなたです。

私たちにはみんなツインフレ—ムがひとりいますが、相手が地球に転生していないこともあります。

しかし、いずれにしてもツインフレ—ムとは時間、空間、距離を超えて存在する、切っても切れないスピリチュアルな一本の「永遠のコ—ド」でつながっています。

ツインフレ—ムの魂は片方が女性的なエネルギ—、もう片方は男性的なエネルギ—をもっていて、その霊的本質は永遠に不変です。しかし、地上生での性別はそのたび変わります(一旦地球上に生まれると、その後、性別は一生同じです)。

ツインフレ—ムの関係は、なによりもスピリチュアルな深い魂のつながりです。しかし、この地球上でつながりが体験されることがあり、この場合、ふたりは物質化し、「地球上の関係」となります。

ツインフレ—ム同士は恋愛をすることもあれば、しない場合もあります。いずれにしても恋愛すること自体は義務でも目的でもありません。この本ではこの点をより正確に説明していきます。

ツインフレ—ムとつながると絶対的な愛を心に目一杯取り込み、新次元の愛に触れることができます。




ツインフレ—ムのつながりの特徴


ツインフレ—ムとの再結合を果たした人は、霊的・物理的な不思議なサインや現象の体験をします。

そして、各自がツインフレ—ムの「プロセス」に入っていきます。これについてはまたあとの「ツインフレ—ム・プロセス」の章で詳しく説明します。

このプロセスはスピリチュアルな旅として別々に体験します。ふたりが直接接触していない期間や、関係が途切れている時期にもこのプロセスは進行していきます。

ここ数年、私は世界各地の多くのツインフレ—ムカップルを観察するなかで、この特性を発見しました。この本ではこの件についても順を追って詳しくお話しすることとします。

ツインフレ—ムのつながりは本当に特殊なものです。霊的にも、地球上においても、ツインフレ—ムのつながりはほかのどんな関係にも似ていません。

ツインフレ—ムのつながりは大きな変容をもたらす特別な深いつながりです。ツインフレ—ムのつながりは新たな自分、新たな世界、そして新たな次元の愛への扉となります。




幻想と現実


ツインフレ—ムという言葉自体は使われていませんでしたが、この関係は太古の昔から存在し、人々を刺激し、魅了してきました。

理想的な愛について考えるとき、ソウルメイトという言葉がより広く使用されています。ソウルメイトを「もうひとりの自分」、「自分のツイン」の関係にあてはめて語られることもよくあります。

しかし私たちは、ソウルメイトはまた別のタイプの魂のつながりだと考えていて、「もうひとりの自分」、「自分のツイン」にあたる独特のつながりには「ツインフレ—ム」という言葉を用いています。

このツインフレ—ムという概念は、ここ最近、人々の好奇心や関心をおおいに呼び起こす現象となっています。しかし、私はツインフレ—ムについてたくさんの誤解や思い込みがあることに気づきました。

ツインフレ—ムを探している人が「もし自分の『ツインフレ—ム』と出会ったら人生が何もかもうまくいくだろう」と話すのをよく耳にします。

そこにはツインフレ—ムとの愛はパ—フェクトで、一度出会うとなんの困難もなく、すべてが順調に進んでいくという思い込みや誤解があります。これは「こうして、お姫様は白馬に乗った王子様といつまでも、いつまでも、仲良く暮らしました」というようなおとぎ話をつい思い浮かべてしまうからでしょう。ツインフレ—ムをみつけて一緒になれたなら、魔法の杖をひと振りするかのように、それだけであらゆるものが変わる効果があると勘違いされているのです。

また、ツインフレ—ムとの出会いを思い浮かべるときに、理想のタイプの異性が思い描かれますが、これも誤解です。

私が今から書くことは、なるべくシンプルに物ごとが進んで欲しいと願う人にとってはきっとおもしろくないことでしょう。

ツインフレ—ムが恋人探しの基準にまったく該当しないことは往々にしてあります。

実際にはある意味、魔法や錬金術でも使ったような効果も起きるといえば起きるのですが、特に最初のころについていえば、現実のツインフレ—ムとの関係はおとぎ話からはほど遠いものです。

ツインフレ—ムとの再結合はあなたの心、あなたの人生の深いところに津波が押し寄せるような体験です。

ツインフレ—ムと再結合すると、あなたの心に存在する闇の部分や、あなたのなかに隠れているさまざまな側面、つまり、あなたの恐れ、疑い、トラウマといった光や愛とは相いれないものがすべて明るみにさらけだされてしまいます。

当然、その体験はすぐに不快感を呼び起こします。もっと穏やかに普通の生活が送りたい、ツインフレ—ムとなんかと出会いたくなかった、と言う人がでてくるのはそのためです。

このようにツインフレ—ムの関係は複雑なため、自分の心や自分の闇の部分をうまくコントロ—ルする力が求められます。

なかには自分はスピリチュアルワ—クを数年間行ってきたので、こうした闇のゾ—ンはすべてきれいにクリアできているはずだと考える人もいます。

ところが現実には心のワ—クに取り組んでいても、ツインフレ—ムとの再結合まではこぎ着けても、その先に進むのが大変なようです。この再結合はあなたの心にある「満ちた愛」や完全な光のなかにあるもの以外のものを、より深いところまでしつこく探しだそうとします。そのため、マイナスの感情が津波のようにどっと押し寄せます。

ツインフレ—ムとの再結合がはじまると幻想の入る余地はなくなります。本当のこと、正しいこと、完璧なこと以外は居場所を失ってしまうのです。

自分の闇の部分を自覚し、受け入れず、変容することを拒み、誤魔化し続けることもできます。しかし、誤魔化していると、結局苦しみは消えず、不幸な状態に陥る可能性が高くなります。なぜなら、このステップは大きな力を秘める新次元の愛に導くものであり、正しく安定した関係をスタ—トさせるには欠かせないものだからです。

私は何ごともシンプルにするのが今の流行りだと知っています。誰もが簡単にすべてを手早く片付けたいと考えています。

ですから、ツインフレ—ムとの再結合についてもみんな同じような誘惑に駆られます。

私がサポ—トする方々も、闇の部分のクリ—ニングのフェ—ズまでは到達し、これを受けいれる方は多いのですが、そこから先へ進むのがなかなか難しいようです。「よし、すべて片付いた。さあ、これからは素晴らしい世界がはじまる。何もかもがパ—フェクトになっていく」とすぐに考えがちですが、だいたいそれが思い込みに過ぎないのです。

しばらくの間はうまくいっても、残念なことにほんのちょっとした一言でとたんにガラガラとすべてが崩れ去り、無に帰してしまいます。

繰り返しますが、幻想の入る余地はありません。でも、こうした仕組みはむしろ理にかなっています。意識的であれ、無意識的であれ、自分を誤魔化していたら、この唯一無二の素晴らしい関係も正しく完璧な状態であらわれることなどないのです。

ルドヴィックと私も今では体験談として穏やかに語れますが、これは本当に過酷で峻烈な時期を乗り越えてきたからこそです。みなさんにぜひ知って欲しいのは、闇のゾ—ンの一番端っこまで一旦行きつくてはじめて、闇が愛のある明るいゾ—ンに変容したということです。逆にそこまで行かないようブレ—キをかけてしまうと、そのたびにクラッシュするような事態が起きました。

さきほども言ったように私たちはワ—クを行う際、常に自分たちのことが俯瞰できるよう意識をしていたのですが(これを「メタポジションに置く」といいます)これが前進するにあたって功を奏したと思います。おかげでミスを犯してもすぐに気づくことができました。

私たちは、思い込みを捨て、妥協をせず、たゆまぬ努力を続けようとかたく誓っていました。ですから、たとえ困難ではあっても決して屈しませんでした。

いずれにしてもツインフレ—ムの旅は奥の深いイニシエ—ションのようなものです。それは私たちを力強い愛へと導いてくれました。この愛は未来の「共創」[21 - 「共創」(cocréation) ;さまざまな立場の人が協力しあい、新たな価値を創造すること。コ・クリ—ション。] や「共進化」[22 - 「共進化」(coévolution);多様な立場の⼈が協力しあいながら、共に進化すること。「コ・エボリュ—ション」。] に道を切り開いてくるものであり、そのことに想いを馳せると頑張る気持ちを持ち続けることができました。




ツインフレ—ムの状態:転生している状態と転生していない状態


ツインフレ—ムカップルは地上生を受けている(転生している)場合と受けていない(スピリチュアル界に留まっている)場合があります。


»ふたりとも転生している場合

「地球での再会」は、もしそれが「神聖な計画」に組み込まれていて、さらに魂に準備ができているのであれば、もちろん問題なく起こります。ただし、この場合もツインフレ—ムのふたりには大きな違いがあるかもしれないということを頭にいれておいてください。

たとえばツインフレ—ムは同い年とは限りません。また、同じ国や大陸に住んでいないかもしれません。同じ文化や同じ宗教を持っているとも決まっていません。そして、さきほども言いましたが、ツインフレ—ムがあなたの理想のタイプの異性ではないことも普通です。


»相手のツインフレ—ムがまだ転生していない場合

自分のツインフレ—ムが地球に転生していないこともあります。これは地球で魂同士が再会し、再結合を体験し、この再結合のエネルギ—を使って行動するタイミングではないことを意味します。

しかし、霊的な再結合だけの体験も、ツインフレ—ムにとってはやはり深い意味があります。これについてはのちほどまた説明をします。


» ツインフレ—ムが亡くなった場合

カップルが再結合をする前に、あるいは再結合したあとに相手のツインフレ—ムが亡くなってしまうことがあります。

この場合も時間の経過や物理的な別れとは関係なく、ふたつの魂の霊的なつながりである「永遠のコ—ド」は切れることなく、ずっとつながっています。

ツインフレ—ムの絆は決して切れることがありません。

さらに、ツインフレ—ムカップルがサイン、現象、ツインフレ—ム・プロセスなどからなる再結合をすでに体験済みの場合は、いずれか一方が亡くなっても再結合の効果が消滅することはありません。ツインフレ—ムの片方が命のベ—ルの向こう側に旅立っても、それは肉体だけの死に過ぎず、魂の死を意味するものではありません(死とは「魂が肉体の外」に出るだけの話です)。

ツインフレ—ムがまだ地上生を受けていなくても、あるいはすでに死んでいたとしても、ツインフレ—ムの霊的な再結合の体験に妨げにはなりません。のちほどまた、自分のツインフレ—ムに実際に会うことができない場合や、ツインフレ—ムとカップルとして暮らせない場合に霊的な再結合を体験する意味についてお話しさせていただきます。




ツインフレ—ムカップルの性別


このテ—マに触れる前に、まず魂についてのお話しをさせてください。すでに何度が説明させていただきましたが、ツインフレ—ムカップルの魂は一方が女性的なエネルギ—、もう一方が男性的なエネルギ—を帯びています。

これは霊的本質の支配的エネルギ—の話ですので、地上生での性別とは関係がありません。

魂の支配的エネルギ—は永遠に変わりませんが、地上生では、体験すべき人生経験に応じて選ばれる性が変わります。

ふたつの魂が同時期に地上生を体験する際、異性の場合も、同性同士の場合もあります。

私の確認した限り、多いのは異性の組み合わせでした。

同性同士のツインフレ—ムに出会う機会もありましたが、この場合は比較的、女性同士の組み合わせのほうが多いようです。

なお、ツインフレ—ムの同性のカップルに基本的に同性愛者はいないようです。

私は当初ツインフレ—ムの組み合わせは異性だけ、つまり男女だけだと思い込んでいました。

しかしその後、サポ—トを続けるなかで同性のツインフレ—ムを持つ人にも何度か出会いました。そして私自身、その人たちのあいだにツインフレ—ム特有のサインや現象、またツインフレ—ム・プロセスが起きていることを確認しました。

さらに疑問が残る場合には必要に応じていろんな方法で検証を重ねました。その結果、同性同士でツインフレ—ムになる可能性について少し懐疑的だった私も、実際に自分で何度も確かめたことから、今では考えを改めました。

また、カルマの記憶への処理のため、ツインフレ—ムの方々にエネルギ—ワ—クを使うことがよくあるのですが、その際、過去世においてその人たちが同性同士として地上生を受けていたとわかったケ—スもありました。そのほかにも気づいたことがあります。ツインフレ—ムは必ずしも異性同士のカップルではないほか、親子として同じ家族に地上生を受けることもあります。このようにツインフレ—ムにはさまざまなケ—スがあり、同性であってもまったく驚くことではありません。


» 目覚め方の差

ツインフレ—ムのカップルは、お互いにつながっているとはいえ、それぞれに独自のアイデンティティがあります。そして、それぞれに自分の人生のスト—リ—があります。ふたりの魂の波動は同じレベルですが、人間としての進歩の度合いは必ずしも一緒ではありません。





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notes



1


「ホ—ルネス」(wholeness);完全性。フランス語“complétude“。




2


「私自身」(moi-m’aime);“moi-m’aime”はフランス語で同じ発音〈モワ・メ—ム〉の「自身〈même:メ—ム〉」と「私を愛する〈m’aime:メ—ム〉」をかけたダブルミ—ニングです。自分自身を愛する大切さを訴えています。以降、「愛すべき私自身」という言葉はこの意味で使われます。




3


「あまねく存在」;フランス語で ”tout ”、英語の ”all ”。オ—ル、すべてのもの。




4


「ツインフレ—ム」 ;双子の炎。”Twin flame”, フランス語で”Flamme Jumelle”〈フラム・ジュメル〉。




5


「大いなる生命」;信仰によって、「宇宙」、「神様」に通じる存在。




6


「再結合」(reconnexion);。ツインフレ—ム同士の再会の意味で、この本のキ—ワ—ドのひとつです。また、のちほど説明が出てきますが、霊的世界ではもちろんツインフレ—ム同士はお互いを知っていますが、地球で再び出会うという意味で「再」としています。




7


「地球での再結合」;肉体を持った人間の意識としての出会い。「霊的な再結合」:霊、魂同士の出会い。肉体を持った人間としての意識には普通にのぼらない。




8


「ピュ—ル・プロセス」:本書のキ—ワ—ドのひとつで、「魂の浄化のプロセス」を指しています。「ピュ—ル」は「純粋な」という意味のフランス語“pure”。英語の“pure”(ピュア)にあたります。




9


「ワ—ク」 ;本文でワ—クとはエネルギ—ワ—ク、つまりヨガ、レイキ、太極拳、気功、瞑想などの実践を指します。




10


「再統一」(réUNion):「再結合」からさに進み、結びつき、「一」つになること。のちほど説明があります。




11


「再生」;生まれ変わり。キ—ワ—ドのひとつ。後ほど説明があります。




12


「ルネ・センス®」(RenaiSens);エネルギ—ワ—クのためのオリジナルツ—ル。「復活(renaissance)」と「感覚(sens)」を組み合わせた造語、後ほど説明があります。




13


「パラダイム」;ある時代、ある分野における認識や思想、社会全体の価値観。




14


ウェブサイトをご覧ください:www.flammesjumelles.world.(フランス語版)またはhttps://twinflames.love(英語版)




15


フランス語版:Lumière d’El Morya出版、2005年9月刊。(フランス語タイトル:Âmes sœurs et Flammes Jumelles : la dimension spirituelle de l’Amour et de la relation de couple 、英語タイトル:Soul Mates and Twin Flames: The Spiritual Dimension of Love and Relationships)




16


「パラダイムシフト」;ある時代、ある分野における認識や思想、社会全体の価値観の革命的な大転換。




17


「カルマの縁者」;フランス語“Relations karmiques”。英語“karmic relationships” 。




18


「カルマメイト」;この関係はのちほど登場します。




19


「転生」(incarnation);魂だけの世界から肉体を持って地球に生まれくること。




20


「神聖な計画」(Plan divin);スピリチュアル用語で「ブル—プリント」とも言われます。




21


「共創」(cocréation) ;さまざまな立場の人が協力しあい、新たな価値を創造すること。コ・クリ—ション。




22


「共進化」(coévolution);多様な立場の⼈が協力しあいながら、共に進化すること。「コ・エボリュ—ション」。



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